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 ○　自分の身体は自分で守る時代へ

 今はとてもたくさんの情報があふれていて本当のことが知りたくて何を信じてよいのか分からない時代になってしまいましたね。

先日も立て続けにこんなことがありました。

あるディーラーさん「先生、今度新しい良いヘナが出来ました！！」。チラシを見ると'最強の第4世代へナの誕生'とあります。ヘナのほかに天然植物、補色効果剤、染着促進剤、保湿剤が入っていてもはやヘナとは呼べないものとなっています。「これはもうヘナじゃないですよ」と言っても私のいっている意味が分からない様子。実は販売する人がよくわかっていないのです。こういう商品を作るのはメーカーです。今、自然派志向の人が増えてヘナが注目さているので、白髪を茶や黒に染めることが出来るヘナをメーカーは作りたいのです。

そしてこれは日本だけの問題ではなくて、原産地インドでも同じようなことが起きています。私が信頼していますインド在住のヘナ博士（と、私が呼んでいるのですが・・・。）が、自分のHPでこのような内容を載せていました。

「さまざまな理由や事情によって、世の中からホンモノが消えてしまう。インドでは良質なヘナが入手しずらくなっている。インドのヘナには、アゾ系着色料やヘアダイ成分は普通に添加されていたりする。ヘナに着色料で、収穫後、何年も経過していても、まるでいままさに収穫されたばかりのように緑緑した粉末に見え、だから商品価値が長持ちし、さらに、ヘアダイ成分添加で、短時間で綺麗に染まる。便利だったり安かったりという理由で、こういったものが主流になってしまうのかもしれない。」

こうしてドンドン本物が埋もれていってしまう、、、、悲しいを通り越して怒りすら感じますが、このような大きな世界的な流れには逆らうことが出来ないのが今の資本主義社会なのかもしれません。

そして、またある別の日、今度はシャンプーです。

「先生、オーガニックハーブを使ったすばらしいシャンプーが出ました！きっと気にいってもらえます！」。小冊子となっているすばらしいパンフレットには人と地球を考えたという素晴しい会社理念とシャンプーの詳細が載っています。「アミノ酸シャンプー」「オーガニック植物使用」などなど。これはすごいシャンプーが出たかもと、早速見本のシャンプーを使ってみました。が・・・・私の期待は悲しくも泡と消えていきました。使用してすぐアミノ酸系以外の洗浄成分が使われていることが分かったからです。

調べるとやはり洗浄力の強いオレフィン系の洗浄成分が入ってました。これでどうしてアミノ酸系シャンプーと表示できるのか調べたのですが、なんと表示に規制が無いそうで、メーカーの好きなように出来るそうです。これも「売る」為の商品でした。理念がとても素晴らしい会社だとパンフレットでは思ったのですが、分からないものです。

ヘナやシャンプーは私にとっては知識的にも体験的にも判断できるのでいいのですが、そうでないものは常に勉強して真実を知っておかないと簡単にだまされてしまうだろうと、あらためて思った出来事でした。「自分の身体は自分で守る」本当に大切なことです。

皆さんもどうか「ヘナだから大丈夫」とか「○○入りシャンプーだから大丈夫」ということだけ判断することなく、しっかりその中身を確認する習慣をつけて見てくださいね。

今はインターネットで何でも調べることが出来ます。シャンプーなどカタカナ文字ばかりで良いのか悪いのか判断がつきにくいですが

ネットで調べるとどのような成分なのかがすぐ分かります。

特にヘナは、本当に薬効効果の高い薬草です。純粋で新鮮で上質なもの選ばなくてはその効果が半減どころか害のあるものになってしまっているものもありますので、広告やTVの情報だけに頼らず

どうか自分の手で調べて、確かめて、それから安心して使用すると言う習慣をぜひ身につけて見てくださいね。

自分の身体は自分で守る、そんな時代になってきました。